"まちの広報部" とは、ディスカバー東広島が運営する、市民による地域情報の発信プロジェクトです。
市内の事業者やスポットに、実際に行ったときの様子やニュースをお届けします。
(情報は取材時のものになります。最新の情報は別途ご確認ください。)

地図「東西条地区の歴史めぐり」を片手に、街散策に出掛けてきました


こんにちは。市民ライターの山名です。

東西条地区住民自治協議会が発行している地域の地図「東西条地区の歴史めぐり」をご存知ですか?

東西条地区にある安芸国分寺や丸山神社古墳群など社寺仏閣や遺跡13カ所が、

なんとも味のある手書きマップと写真、丁寧な説明文付きで紹介されている地図です。

今回は「東西条地区の歴史めぐり」誕生由来を東西条地域センター長の折羽邦彦さんに伺った後、

実際に地図を片手に地域を散策してみました。


小学校区ごとに設置される住民自治協議会。

東西条地区は、明治22年に吉行村の「吉」、土与丸村の「土」、助実村の「実」が合併して

「吉土実村」になった地域と西条の一部がその対象となります。

西条の中心部に隣接するこの地区は、他市町からの転居も多く、コミュニティが希薄になりつつあるのが大きな課題に……。

地区に住む大人でも地元の歴史や遺跡について知らない人も増えました。

「地域について知るきっかけになり、地域活動が活発になれば」と折羽さんら自治協議会が中心になり地図作りに取り組まれたそう。

2500部作製した地図は、地域の約2100戸と公共機関などに配布。残りを東西条地域センターで手に入れることができます。


「ぜひ、地図を片手に散策してみてください。新しい発見もありますよ」

と折羽センター長に見送られ、早速出掛けてきました。


【安芸国分寺】写真3枚目

奈良時代に聖武天皇の詔により国分寺が日本各地に建立されました。

安芸国では西条に建立され、本堂の薬師如来など市や県の重要文化財も多く保存されています。

お寺の周囲も広々とした芝生公園が広がり、公園として地域住民の憩いの場に。宿坊として泊まることもできるようです。


【正徳神社】写真4枚目

イザナギノミコトとイザナミノミコトの間に生まれた風の神、シナツヒコノミコト・シナツヒメノミコトを祭る正徳元年(1711)以降に建立された神社。

小さな神社ですが、毎年秋には、地元住民が露店を用意し夜遅くまで神楽が舞う祭りが催されています。

 

【今宮神社】写真5枚目・6枚目

西条土与丸に残る伝説「牛満長者伝説」由来の神社。伝説の由来案内看板が設置されています。

歴史巡りをするうえで欠かせない案内看板もマップ作りと並行して進められました。

どんぐりがちょこんとお供えされているのにもホッコリしますね。


【丸山神社・丸山神社古墳群】写真7枚目

丸山神社の建立は弘安3年(1280)、現在の本殿になったのは享保20年(1735)。

700年以上前からこの土地にある神社で、京都の丸山から祭神を奉移したので丸山神社と称したという。

小さな山の中にあると思ったら、周囲は古墳なのだそう。築造年代は4世紀初頭と思われ、県南西部では最古級の古墳です。

整備されている三ツ城古墳とは違い、静寂の中で往時に思いを馳せるのもいいですね。


丸山神社がある助実地区は、西条の街並みを見渡す田園地帯で、中心部から少ししか離れていないのに長閑な景色が広がります。

神社や史跡だけでなく道中もきれいに整備されているのが印象的でした。

ここに住む人が地域を大切にしている思いが伝わってきます。皆さんも地図を片手に出掛けてみては?

西条の新たな魅力が発見できますよ。


【基本情報】

【店名】東西条地域センター

【住所】東広島市西条土与丸2丁目3番4号

【電話番号】082-421-2023

【駐車場】有

【開館時間】月曜日~土曜日 9時~12時

【休館日】祝日・12月29日~翌年1月3日


取材日時:2021/06/01

地図「東西条地区の歴史めぐり」を片手に、街散策に出掛けてきました


こんにちは。市民ライターの山名です。

東西条地区住民自治協議会が発行している地域の地図「東西条地区の歴史めぐり」をご存知ですか?

東西条地区にある安芸国分寺や丸山神社古墳群など社寺仏閣や遺跡13カ所が、

なんとも味のある手書きマップと写真、丁寧な説明文付きで紹介されている地図です。

今回は「東西条地区の歴史めぐり」誕生由来を東西条地域センター長の折羽邦彦さんに伺った後、

実際に地図を片手に地域を散策してみました。


小学校区ごとに設置される住民自治協議会。

東西条地区は、明治22年に吉行村の「吉」、土与丸村の「土」、助実村の「実」が合併して

「吉土実村」になった地域と西条の一部がその対象となります。

西条の中心部に隣接するこの地区は、他市町からの転居も多く、コミュニティが希薄になりつつあるのが大きな課題に……。

地区に住む大人でも地元の歴史や遺跡について知らない人も増えました。

「地域について知るきっかけになり、地域活動が活発になれば」と折羽さんら自治協議会が中心になり地図作りに取り組まれたそう。

2500部作製した地図は、地域の約2100戸と公共機関などに配布。残りを東西条地域センターで手に入れることができます。


「ぜひ、地図を片手に散策してみてください。新しい発見もありますよ」

と折羽センター長に見送られ、早速出掛けてきました。


【安芸国分寺】写真3枚目

奈良時代に聖武天皇の詔により国分寺が日本各地に建立されました。

安芸国では西条に建立され、本堂の薬師如来など市や県の重要文化財も多く保存されています。

お寺の周囲も広々とした芝生公園が広がり、公園として地域住民の憩いの場に。宿坊として泊まることもできるようです。


【正徳神社】写真4枚目

イザナギノミコトとイザナミノミコトの間に生まれた風の神、シナツヒコノミコト・シナツヒメノミコトを祭る正徳元年(1711)以降に建立された神社。

小さな神社ですが、毎年秋には、地元住民が露店を用意し夜遅くまで神楽が舞う祭りが催されています。

 

【今宮神社】写真5枚目・6枚目

西条土与丸に残る伝説「牛満長者伝説」由来の神社。伝説の由来案内看板が設置されています。

歴史巡りをするうえで欠かせない案内看板もマップ作りと並行して進められました。

どんぐりがちょこんとお供えされているのにもホッコリしますね。


【丸山神社・丸山神社古墳群】写真7枚目

丸山神社の建立は弘安3年(1280)、現在の本殿になったのは享保20年(1735)。

700年以上前からこの土地にある神社で、京都の丸山から祭神を奉移したので丸山神社と称したという。

小さな山の中にあると思ったら、周囲は古墳なのだそう。築造年代は4世紀初頭と思われ、県南西部では最古級の古墳です。

整備されている三ツ城古墳とは違い、静寂の中で往時に思いを馳せるのもいいですね。


丸山神社がある助実地区は、西条の街並みを見渡す田園地帯で、中心部から少ししか離れていないのに長閑な景色が広がります。

神社や史跡だけでなく道中もきれいに整備されているのが印象的でした。

ここに住む人が地域を大切にしている思いが伝わってきます。皆さんも地図を片手に出掛けてみては?

西条の新たな魅力が発見できますよ。


【基本情報】

【店名】東西条地域センター

【住所】東広島市西条土与丸2丁目3番4号

【電話番号】082-421-2023

【駐車場】有

【開館時間】月曜日~土曜日 9時~12時

【休館日】祝日・12月29日~翌年1月3日


取材日時:2021/06/01
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