西条の歴史と自然の穴場スポット【吾妻子の滝】

【吾妻子や 千尋の滝のあればこそ 広き野原の末をみるらん】

東広島まちの広報部学生ライターのはるとです。

東広島市内最大級の滝、吾妻子の滝(あづまこのたき)に行ってきました。

”吾妻子の滝”

高さ約１５ｍ、落ち口の幅は約３６ｍ。

西条盆地の黒瀬川にかかるこの壮大な滝、水しぶきを上げ流れ落ちる様はなんとも圧巻です。

吾妻子の滝はかつて「千尋の滝」と呼ばれていました。

なぜ吾妻子の滝に変わったんでしょう？。

高校の授業で日本史を習っていたら誰もが知る意外な人物が関わっていました。

それは、源頼政(みなもとのよりまさ)です！

といいつつ、スポットライトが当たっているのはその奥さんの菖蒲の前(あやめのまえ)。

平家追討の為に立ち上がった源頼政は平家との戦いに敗れ自害。

その後奥さんの菖蒲の前は追手から逃れるために幼子と共に千尋の滝にある岩屋に身を隠しました。

しかし、幼子は亡くなってしまい、悲嘆に暮れた菖蒲の前は、『吾妻子や 千尋の滝のあればこそ 広き野原の末をみるらん』と和歌を吟じました。

その菖蒲の前が読んだ歌に因んで、以後「千尋の滝」は「吾妻子の滝」と呼ばれるようになったそうです。

鰐淵の滝といい、滝に関する言い伝えは悲しいものが多いですね...

また、滝の西側にある吾妻子観音堂にはその時に亡くなった菖蒲の前の幼子、種若丸のお墓として宝篋印塔(ほうきょういんとう)が納められています。

近くには公園が併設されています。

広々としていて解放感があります！空気が美味しい。

かわいい水車もありました。

かつてはこの水車があるところにも滝が流れていたそうですが、今は流れていないようです。

エリザベト音楽大学の西条キャンパスが近くにある街中に突然現れるので、穴場スポット感満載！

これまた男子にはたまらないですね！

遊歩道は整備されていて歩きやすいですが、滝に近付く場合には岩場を進むことになります！場合によっては歩きやすい靴と服装で！

マイナスイオンたっぷりで癒されます。

感染症対策をしっかりと行い出来るだけ少人数で！訪れてみてはいかがでしょうか。

※一部写真を東広島市HPより引用しています。

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”吾妻子の滝”

【場所】　　〒739-0024 広島県東広島市西条町御薗宇５１７

【アクセス】JR山陽本線西条駅から呉方面行きバス約15分、「水源地前」バス停下車徒歩約2分

　　　　　　山陽自動車道西条インターチェンジから車で約15分

【駐車場】　24台(駐車場の場所は投稿写真10枚目参照)