ディスカバー東広島まちの広報部学生ライター 久松 蒼です。
家族、近所の人々、学校、部活、アルバイトなど、人は様々な集団と関わりを持ち、他者と繋がりを持つことで生きていく。
しかし、近年ではライフスタイルも変わってきており、それに伴い、人間関係も希薄になっていると感じる。
だからこそ色々な世代の人々が集まり、楽しくご飯を食べながら支え合うという事業として、誰でも気軽に来れる地域食堂が作られた。
この取り組みが今の世の中にもたらすものとは何なのだろうか。
東広島市黒瀬町で開かれている地域食堂を訪ね、お話を伺った。
2020年7月から毎月1回土曜に開催されるSATOくろせの地域食堂。
場所は『就労サポートありんこ』という施設を借りて行なっている。
10時ごろ到着するとすでにボランティアの方々が料理を作っており、美味しそうな匂いが漂っていた。
食材は、主に地元の物を使用しているという。
今回、お米は施設の方から頂いたものを使っており、トマトなど他の食材は地元の物を使用している。
お借りした施設の利用者さんが作ったものを使わせていただくことや、スーパーから傷が付いたり形の悪いことで売れなくなったものを提供していただくこともあるという。
SATOくろせ代表の上満さんは『それらの頂いた食材を見て、その時の思いつきで料理を考える』と笑う。
上満さんらSATOくろせの方々は、元々2年ほど前から黒瀬で『子ども食堂』を開かれた方々でもあり、地域の子供達が気軽に集える楽しい場であり、虐待や貧困、親が仕事で孤食になる子達が楽しく食べられる場所を作ることに尽力してきた。
そして、今年の7月から地域食堂を作られた。それは子供だけでなく、大人や学生、高齢者から障害を持つ方までの暖かい場を提供したいという気持ちからだという。
地域食堂により、多くの世代の方が食事に来られるため、孤食を防ぐだけでなく、多くの繋がりを持つことが出来る。
それは他にも何か悩みなどがあった際にここで知り合った方々の話を聞き、色々な角度で物事を見ることが出来るというメリットもある。
実際に地域の方々と触れ合う事でイメージとの違いや、実際とのギャップが感じられ、色々な世代の方の思いも理解することができ、顔見知りが増える事で人と繋がっている実感が持て、それぞれの問題をみんなで解決する事も可能である。
そしてそれらにより、将来のやりたい事へのきっかけにも繋がるかもしれない。
続々と地域の方々がお見えになり、この日はいつもより特別来られた方が多く、子供25人、大人38人と大盛況の賑わいであった。
それと同時にボランティアの方々も熱心に料理を作る。
メニューは、ちらし寿司、鮭のムニエル、野菜炒め、にゅうめん、マンゴーゼリーが綺麗にワンプレートに盛られてあった。
値段はなんと子どもは無料、大人は200円と、とても良心的な価格である。
『子どもを無料にするのは、子どもに200円を払わせ、もしそれで来られないくらいなら私たちが負担する』という上満さんらSATOくろせの方々の意向だという。
午後2時、食事を終わらせ、お話や遊びを行った後、ボランティアの方々からお菓子を受け取り、子供たちも皆笑顔で帰っていった。
『食事により、人との繋がりを設け、地域の輪が広がっていく事で、互いが互いを支え合う場になり、いずれは孤立する方や、貧困や虐待で悩む子供たちに繋がっていき、問題解決や、生きがいに繋げていきたい』と上満さんは語る。
小さい子供から高齢者の方まで笑顔で一緒に語りながら食事する姿はまるで家族のようであった。
ディスカバー東広島まちの広報部学生ライター 久松 蒼です。
家族、近所の人々、学校、部活、アルバイトなど、人は様々な集団と関わりを持ち、他者と繋がりを持つことで生きていく。
しかし、近年ではライフスタイルも変わってきており、それに伴い、人間関係も希薄になっていると感じる。
だからこそ色々な世代の人々が集まり、楽しくご飯を食べながら支え合うという事業として、誰でも気軽に来れる地域食堂が作られた。
この取り組みが今の世の中にもたらすものとは何なのだろうか。
東広島市黒瀬町で開かれている地域食堂を訪ね、お話を伺った。
2020年7月から毎月1回土曜に開催されるSATOくろせの地域食堂。
場所は『就労サポートありんこ』という施設を借りて行なっている。
10時ごろ到着するとすでにボランティアの方々が料理を作っており、美味しそうな匂いが漂っていた。
食材は、主に地元の物を使用しているという。
今回、お米は施設の方から頂いたものを使っており、トマトなど他の食材は地元の物を使用している。
お借りした施設の利用者さんが作ったものを使わせていただくことや、スーパーから傷が付いたり形の悪いことで売れなくなったものを提供していただくこともあるという。
SATOくろせ代表の上満さんは『それらの頂いた食材を見て、その時の思いつきで料理を考える』と笑う。
上満さんらSATOくろせの方々は、元々2年ほど前から黒瀬で『子ども食堂』を開かれた方々でもあり、地域の子供達が気軽に集える楽しい場であり、虐待や貧困、親が仕事で孤食になる子達が楽しく食べられる場所を作ることに尽力してきた。
そして、今年の7月から地域食堂を作られた。それは子供だけでなく、大人や学生、高齢者から障害を持つ方までの暖かい場を提供したいという気持ちからだという。
地域食堂により、多くの世代の方が食事に来られるため、孤食を防ぐだけでなく、多くの繋がりを持つことが出来る。
それは他にも何か悩みなどがあった際にここで知り合った方々の話を聞き、色々な角度で物事を見ることが出来るというメリットもある。
実際に地域の方々と触れ合う事でイメージとの違いや、実際とのギャップが感じられ、色々な世代の方の思いも理解することができ、顔見知りが増える事で人と繋がっている実感が持て、それぞれの問題をみんなで解決する事も可能である。
そしてそれらにより、将来のやりたい事へのきっかけにも繋がるかもしれない。
続々と地域の方々がお見えになり、この日はいつもより特別来られた方が多く、子供25人、大人38人と大盛況の賑わいであった。
それと同時にボランティアの方々も熱心に料理を作る。
メニューは、ちらし寿司、鮭のムニエル、野菜炒め、にゅうめん、マンゴーゼリーが綺麗にワンプレートに盛られてあった。
値段はなんと子どもは無料、大人は200円と、とても良心的な価格である。
『子どもを無料にするのは、子どもに200円を払わせ、もしそれで来られないくらいなら私たちが負担する』という上満さんらSATOくろせの方々の意向だという。
午後2時、食事を終わらせ、お話や遊びを行った後、ボランティアの方々からお菓子を受け取り、子供たちも皆笑顔で帰っていった。
『食事により、人との繋がりを設け、地域の輪が広がっていく事で、互いが互いを支え合う場になり、いずれは孤立する方や、貧困や虐待で悩む子供たちに繋がっていき、問題解決や、生きがいに繋げていきたい』と上満さんは語る。
小さい子供から高齢者の方まで笑顔で一緒に語りながら食事する姿はまるで家族のようであった。