毎月開催!クワガタ・カブトムシ飼育体験イベント
体験レポート

毎月開催!クワガタ・カブトムシ飼育体験イベント

2023/11/15 17:00

東広島市福富町にある昔ながらの長閑な里山にて、月に一度、クワガタ・カブトムシの飼育体験イベントが行われています。

 

今回の記事では、先日開催された「飼育体験イベント」の様子に密着レポート。

 初めての方でもリピーターの方でも安心して楽しめる、クワガタ・カブトムシの飼育体験の様子や魅力をご紹介していきます!

舞台は長閑な里山

自然豊かな東広島。福富町には雑木林や小川、田畑など人々の暮らしと自然が調和した環境が今も変わらず残っています。


そんな里山フィールドで自然でトトノウ会さんが地域の方と協力して、「楽しい」「嬉しい」「おいしい」をテーマに様々な体験を子供やファミリーの方々に提供されています。




 

クワガタ飼育体験

クワガタの豆知識

自然界で育つクワガタの幼虫の多くは、朽木(くちき)をエサに成長しますが、どの朽木でも良いというわけではありません。




クワガタが好む朽木の1つが、きのこを栽培した後の朽木。これらの朽木などを活用し、クワガタの飼育で必要な飼育マットを作ります。

飼育マットとは?

カブトムシやクワガタなどの幼虫を育成するのに適した、きのこ菌床や朽木などを粉砕し粉状にしたものです。

クワガタの幼虫は、朽木が菌類によって分解される際に生成される栄養価の高いエサを、どれだけ食べられるかによって、成虫になった時の大きさが変わると言われています。きのこを栽培する菌糸や栽培し終わった時に使われた朽木を活用した飼育マットは、クワガタにとって、とても栄養価の高いご馳走になるのです。

飼育体験イベントの様子

続いて、飼育体験では何をするのかをご紹介していきます。

卵からふ化したクワガタの幼虫は、餌を食べ脱皮を繰り返しながら成長。やがて、さなぎ、成虫へと完全変態を遂げます。




この体験では、きのこを栽培し終わった朽木などを有効活用し、手間要らずで、お子さまと一緒にクワガタの成長を観察することが可能です。

飼育方法もスタッフが丁寧にご案内するので安心して参加いただけますよ!

幼虫を育てるための菌糸瓶

体験には、初めての方でも育てやすい種類のクワガタの幼虫をプレゼントします。



※ちなみにこの時期だと雌雄はわかりません。


きのこを育てるための菌糸瓶は、遮光性があり、適度な湿度も保つため、クワガタの幼虫を飼育するのにも適しています。

ここでもクワガタときのこの密接な関係をうかがい知ることができますね!


菌糸瓶に幼虫のエサとなる飼育マットをギュウギュウに入れていきます。




菌糸瓶に幼虫を投下

菌糸瓶に飼育マットを入れたら、いよいよクワガタの幼虫を優しく瓶の中に入れます。


 


蓋を閉めて、クワガタの種類などを記入したラベルを貼ったら完成!

あとは、お家の中でも気温が一定で暗くて静かなところに置いておきます!霧吹きをするなどのお世話は不要です。


エサとなる飼育マットは3ヶ月に1回程度交換してあげるのが理想です。

ただし、小さなメスはこのタイミングで蛹(サナギ)になっていることもあります。その場合、飼育マットの交換は不要となるため、無事に羽化するまで静かに見守ってあげてください。



※高い確率で、容器のふち沿いで蛹になるための部屋(蛹室)を作ります。


オスはまだまだ大きくなるので、ホームセンターなどで飼育マットを購入し、体験で学んだマットの詰め方で瓶を交換してあげましょう!


でも、「自分だけでやるのは心配」という方もいると思います。

飼育体験イベントは基本的に毎月開催しています。過去に参加されたリピーターの方は、体験料は不要。マットや菌糸瓶代の実費のみのご負担で体験への参加が可能です。


リピーター限定!さまざまな種類の幼虫飼育や体験にも挑戦!

リピーターの方には、初回とは異なるさまざまな種類(海外のクワガタなど)の幼虫の飼育を体験することが可能となります。


 

リピーター限定にする理由

近年、ブラックバスやアカミミガメなどの外来種が増え、日本の生態系に影響を及ぼしています。海外のクワガタも同様に日本の生態系を乱したり、日本のクワガタと交配してしまう可能性も。万が一逃げてしまったり、飼いきれなくなって逃がしてしまうと、日本の生態系に大きな悪影響を及ぼしてしまう危険性があります。そのため、継続して飼育していける方への限定体験としています。

また、里山にある朽木やシイタケを栽培し終わった榾木を実際にハンマーで割って、自然のクワガタを採集、飼育する「材割り体験」もオプションで行っています。


幼虫の色や形でヒラタクワガタやコクワガタなどの是非、種類当てにもチャレンジしてみて下さい^^


 


飼育体験を通じて、命の尊さや最後まで責任をもって大切にお世話することなど、お子さんが学べる貴重な機会ですね!

売上の一部は自然保護活動へ

当イベントの売上利益の一部は、広島県の自然環境保護、整備などに活用されています。2023年は体験者1人につき200円が「公益社団法人広島県みどり推進機構」に寄附されました。

カブトムシの幼虫プレゼント

また体験者の方にはカブトムシの幼虫2匹をプレゼントしています。

もちろんクワガタ同様にイベントではカブトムシの飼育方法も丁寧にご案内しています!


カブトムシが成虫となるシーズン(7~8月)は、幼虫ではなく特別に「標本づくり体験」を実施予定となりますのでお楽しみに♪




お友達ご紹介で標本プレゼント

リピーターの方からのご紹介で体験に参加された方には標本がプレゼントされます!もちろんご紹介いただいたリピーターの方にも!準備のため予約フォームに必ずリピーターのお友達のお名前をご記入ください。




体験後は里山の散策や小川で遊ぶこともできます♪

日程によっては同日開催で焚き火やテントサウナ体験などのイベントもありますので、あわせてご参加ください!


 

主催者情報

団体名自然でトトノウ会
SNSInstagram
申込方法以下のリンクから体験予約が可能です。
https://reserve.east-hiroshima.info/
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