【体験レポ】国内トップクラス!食協の精米工場を探訪|お米や食への理解を深める体験型工場見学
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【体験レポ】国内トップクラス!食協の精米工場を探訪|お米や食への理解を深める体験型工場見学

2023/05/08 12:00

スーパーマーケットやコンビニエンスストアで、日々手にとるおにぎりやお弁当、そしてパン類。それらに用いる原材料を絶えず供給するのが、東広島市志和町に工場を構える「食協株式会社」です。


今回は、4月4日に開催された工場見学の様子をレポート。最新鋭機器、炊き立てご飯の食べ比べなど、日本トップクラスの精米工場を舞台にした、お米や食品に親しみが持てると人気のプログラムへ、いざ潜入!



食協の工場見学の様子をレポート


楽しみながらお米やごはんに親しめる新工場



米、食品、燃料、電力、宅配水など、私たちのライフラインともなる事業を幅広く行う食協。さらなるニーズに応えるべく、2022年の4月、主力製品である米の精米を手がける新しい工場を新設しました。


「安心で安全な食品を届ける食協のファンを増やしたい」と、多くの見学者を受け入れ、2022年度は約3000人が訪れたといいます。




見学は、同社代表取締役社長の武信和也さんの挨拶からスタート。


「みなさん、ようこそお越しくださいました。今日は米穀部門の新しい工場や食品倉庫を見て、さまざまな体験をしていただきたいと思います」


「食協」の事業内容はもちろん、お米に関する幅広い知識を持つ「お米マイスター」の資格を、社員の半数以上が有することなど、たっぷりお話してくれた武信社長。


その熱い思いに、真剣に耳を傾ける参加者の皆さん。これから始まる工場見学に期待が高ります。




始まりは、施設全体の設備の学びから。写真や3D模型の映像を使い、基礎知識や精米工程、最新機器の詳細などについて、小さな子どもたちにもわかりやすく説明されます。


「ここは、玄米を削って白米にしている工場です。皆さんがよく知るコンビニエンスストアのおにぎりやお弁当も、実はこの工場で精米されたものが使われているんですよ」


その他、1階には1000トンもの玄米が格納できる温度管理が徹底された玄米倉庫があること。1時間に30トンのお米を精米できる処理能力があり、お茶碗に換算すると40万人分にもなること。大きな災害などがあれば、すぐに食糧支援にも対応できることなど、大スケールのお話に驚愕!


参加者の皆さんが互いに顔を見合わせ、驚いている様子が印象的でした。




座学と並行して行われたのが、特注の半釜を使った炊飯観察です。


スイッチ1つで、手軽にご飯が炊ける炊飯器。しかし、おうちの炊飯器では、お米を炊いている最中に蓋を開けられません。その中身がどうなっているのか気になるところ。子どもたちが食い入るように見つめるその先には…。




ふつふつと炊き上がるお米の様子が目の前に!


炊飯器の中では、昇温期、沸騰期、蒸し煮期、蒸らし期という4つの段階を経て、徐々にご飯が炊きあがっていきます。その変化を間近にできる、なんとも貴重な機会です。



最新技術が詰まった日本最大級の精米工場を探訪




さぁ、いよいよドキドキしながら工場内へ!


使い捨てのネット帽、マスク、白衣を身につけて、粘着ローラーで埃を除去し準備完了。異物などを持ち込まないよう、徹底した衛生管理が成されています。




最初は、精選された玄米から精米にするもっとも大事な工程のひとつ、精米加工の機械の前へ。


設置されている大型精米機「ミルコンボ」は、粒感のあるお米に仕上げるため、3回に分けて優しく削り玄米から白米の状態へ。

その後、更に細かいチェックを通すため、お米は「光選別機」を通ります。この機械は、さまざまなカメラで異物を見つけ、空気ではじき飛ばす機能が搭載されており、デジタル画像処理によって、着色粒、被害粒や小石などを瞬時にはじいていくそうです。


巨大な工場内は、あらゆる機械が作動し続けています。機械音に包まれる中でも、これだけ細かな説明を聞ける秘密は、1人1人に渡されたトランシーバーの装着にあります。


クリアに耳に入る解説で、より楽しい工場見学ができるのも「食協」ならではです。




お次は、「無洗米加工装置」の前へ。


こちらは、日本の精米工場に数ヵ所しか設置されていない希少なものだとか。ウルトラマイクロバブル水が白米を洗い、米本来のおいしさをアップ。さらに、洗米と脱水工程を2回設けるマルチパス方式で、優しくお米を洗い流します。化石燃料を用いないため、CO₂ 排出量の削減にも繋がっているのだとか!




各所でクイズが出題されるのもワクワクする仕掛けのひとつ。


「無洗米製造装置では、お米の研ぎ汁は次のうち、どれに再利用されるのでしょうか?」


「A:化粧水 B:ぶたのエサ  C:甘酒」


正解は………、実際に食協工場見学へ参加した際のお楽しみに!




そして階段を上り、最上階である8階へ。


ここから見えるのは、ずらりと一面配置されたソーラーパネルです。その数なんと、3270枚!環境にも、しっかり配慮されています。




最後は、お米が出荷される前の最後の工程へ。


ロボットパレタイザーが、袋詰めされたお米を製品ごとに綺麗に積み上げています。

ロボットに積み上げてもらうことによって、現場の負担軽減とともに荷崩れが起こりにくくなり、早く安全に運ぶことが出来るのだとか。


素早く、正確に動くロボットの動きに、しばし見入ってしまいます。




SF映画のように近未来的な景色にも魅了されます。


巨大な工場内は、金属で満たされたメタリックな世界が広がっており、迫力もたっぷり。そして、その構造にも秘密があります。たくさんの機械を縦一列に並べ、機械と機械の間を最短距離に繋げたつくりは、お米へのダメージを最小限にするためだとか。


日本トップクラスの精米工場は、生産能力の高さはもちろん、環境や働く人、そしてお米にも優しい配慮が随所で見てとれました。



志和流通センターでマイナス20度を体感!




場所を移動して、志和流通センターへ。

2018年に稼働を開始した倉庫は、常温、低温、冷蔵、冷凍と4つの倉庫で成り立ち、ありとあらゆる食品を保管しています。


4温の倉庫帯を持っているのは、広島ではなんと「食協」だけ!


常温倉庫には、生活に馴染み深い小麦粉や砂糖、油などがうず高く積まれています。しかし、驚くのはその大きさです。目に入るもの全て、私たちが普段見ることのない大容量のもの。これらは全て、食品メーカーやスーパーマーケットなどに卸す商品です。


お米のイメージが強い「食協」ですが、多彩な商品ラインナップを通して、私たちの生活を支えていることがわかります。




商品の置き場として機能するだけでなく、室温15℃に保たれている低温倉庫では、レーズンの選別と詰替えが、手作業で丁寧に行われていました。


このレーズンは、某有名なパン屋さんで使われているもの。私たちは知らず知らずのうちに、「食協」から届く原材料でつくられた製品を口にしているのだと改めて気付かされる瞬間です。




最後に案内されたのは、マイナス20度の冷凍庫です。


ドアが開いた瞬間、これまで感じたことのない冷気が漂いますが、思いきって中へ!




「寒い!」「きゃ~!」という声があちこちから聞こえてきます。ここはマイナス20度。


春の装いでは、数十秒も滞在していられない寒さです。しかし、皆さん楽しそう!異なる温度帯の倉庫を順に移動する、とても刺激的な体験でした。



見て食べて比べて知るお米本来のおいしさ




お昼に近づくとお腹も空いてきます。そんなベストタイミングで始まったのは、ご飯の食べ比べです。


ずらっと並ぶ炊飯器には、「食協」が取り扱う、産地や品種の異なるご飯が用意されています。




今回用意されたのは、「江刺金札米ひとめぼれ」「山形つや姫」「仁多米こしひかり」「大和の里ほたる米こしひかり」「東広島市産 恋の予感」の5種類です。


聞き覚えのある品種、初めて聞く品種、そして東広島で生産されたお米など、バラエティ豊かなラインナップに心が躍ります。一見、同じように見えるご飯ですが、よく見ると、粒の大きさや形に違いがあることがわかります。




「これはちょっと甘いね」「こっちはサッパリしてる」「粘りが強いのはこれかな」


あちこちから感想の声が聞こえてきます。同じご飯といえど、よく味わってみると、産地や品種の違いで味や食感の違いがはっきり!


子どもたちは「美味しい!」とご飯を頬張り、にっこり笑顔。

お米のパワーを感じる瞬間です。


この食べ比べを機に、白米をたくさん食べるようになる子も多々いるそう。味付けは一切していないご飯ですが、舌でしっかりと味わうことで、お米本来のおいしさを実感。食育も兼ね揃え、子どもたちの興味関心を育む絶好の工場見学となりました。



再訪したい心地良さ!おもてなしの精神に大感動




好奇心、そしてお腹も満たされて終了した工場見学。


帰りには、参加費に相当する「食協」商品のお土産が1人1人に配られます。この日は、武信社長自ら手渡しする姿も。




その中身を少しだけお見せしましょう。


内容は都度変更されますが、ボリュームのある中身にびっくり!まだ味わったことのないご飯を、お家に帰っても試せるのはなんとも幸せです。




新工場は、その内部を見てもらえるよう最初から設計したという武信和也社長。子どもたちからの質問にも、ひとつひとつ自ら丁寧に答える姿が心に残ります。小学校での食育授業や田植え、稲刈り体験など、積極的な地域貢献活動にも余念がありません。


「飽食の時代といわれる昨今ですが、当社は日本人の主食を届ける米穀事業に専念してきました。子どもたちには、お米1粒1粒の大切さを知ってもらいたいですね。お米は日本の文化ですから。2023年は、5000人の見学者数を目指します」


実際に見て肌で感じ食すことで、日本のお米の素晴らしさを広く届ける「食協」。お米の美味しさ、そして食の安心・安全を守る大きな力は、食に関する絶対的な信頼を約束してくれる心強い存在です。




敷地内を出る最後の最後まで見送ってくれた、同社社員の皆さん、そして武信社長。


心のこもったホスピタリティに、じんわりと心がほぐれていきます。1度だけでなく、何度も訪れたいと思わせてくれる、見学そのものがおもてなしの精神に溢れる感動体験をぜひ。



詳細情報


施設情報

施設名食協株式会社 志和精米工場
住所東広島市志和町冠字小越10202-4
電話番号082-578-8800
公式HPhttp://www.shokkyo.co.jp/

志和精米工場見学

所要時間2~3時間
定員20名から
参加費1,000円
予約方法電話にて

お問い合わせはこちら

食協株式会社

http://www.shokkyo.co.jp/