東広島・西条酒蔵通りで町歩き｜呑めないさんも楽しめる半日モデルコース

2023/06/23 13:00

日本三大酒処の西条。7つの酒蔵が立ち並び、全国から蔵巡りを目当てに訪れる人が多い名所です。

さらに、お酒を飲まない人でも楽しめるスポットもいっぱい。ランチやカフェ、お土産探しまで、歩いて移動できるコンパクトさも魅力です。由緒ある街並みを肌で感じながら、約半日間の町歩きに出掛けてきました。

広島県在住でモデルとしても活躍する、五郎丸実希さんと國本れおなさんがナビゲートします。

「Pizzeria Aspetta!!」でランチと日本庭園を一緒に楽しむ

お昼前に酒蔵通りに到着！まずはランチから。

訪れたのはメイン通りから１本入ったところに佇む隠れ家的イタリアン。季節を感じられる緑のなかに掲げられた、青いシンボルが印象的です。

「Aspetta!!（アスペッタ）」は、酒蔵通りに店を構えるイタリアン『Osteria SERENO（オステリア セレーノ）』の２号店。セレーノのメニューはパスタを多く揃えていますが、こちらはピッツァが中心です。

　

ランチメニューは写真の白いマルゲリータ（2000円）など全11種類のピッツァセット（1100円～）と、お肉セット（1500円）からチョイスOK。この日は鶏もも肉と玉ねぎの煮込みでした。

　

古民家を改装した全18席の店内は和と洋が融合したモダンな内装。

日本庭園を望む非日常的な空間で食べるランチは心も会話も弾みます。

雑貨店『暮らしの店en』で見つける上質な一点

お腹がいっぱいになったら、「Pizzeria Aspetta!!」から5分歩いた場所にある「暮らしの店en」へ。小見欣睦さんと映子さんご夫婦が営む雑貨店です。

　

　

店内にはさまざまな国・地域からセレクトした雑貨が美しく並びます。ケニアの女性たち手作りのサイザルバッグ『enplus』（4950円～）はすべて一点もの。カラーやサイズ展開も豊富です。

店主の小見さんのおすすめはこちらの３点。

『木の雑貨MINKA』の一輪挿しや、廿日市市「広島ひかり園」入居者の方々が手仕事で作られる入浴パック・野ノ湯、京都『LITTLE WONDERS』のハーブティーといった、作り手のぬくもりが感じられる品々です。

お土産に旅の思い出に、お気に入りの一点が見つかるはず。

さらに、「みどりビル」には他にもチェックしたいお店がたくさん。

１階には生花店『R FLOWER』、２階には『フット＆ボディケアサロンViire』などが並んでいます。

飲み比べも楽しい！仕込み水を試飲してみよう

酒蔵通りを歩く楽しみの一つが、いくつかの蔵の前にある湧き水スポット。

こちらは「白牡丹酒造」の前にある「四日市冥加の水」。日本酒造りの仕込み水にも使われていて、無料で汲んでもOK。地元の人が日常的に利用するほか、地域のレストランやパン屋などでも使用されています。水筒を持参し試飲してみましょう。

　

旅の思い出・記念に♡『御饌cacao』で日本酒×チョコレートを堪能

次に訪れたのは、チョコレート＆焼菓子専門店「御饌cacao（みけカカオ）」。

西条町御薗宇にある人気洋菓子店『菓子工房mike』の２号店です。ヨーロッパで修業したオーナーショコラティエ・三宅崇さんが2019年にオープンさせました。

　

ディスプレイには地元の特産品を使ったチョコなど、全20種類が並びます。

なかでも人気は、東広島市の酒蔵８社の日本酒とコラボした「日本酒トリュフ」。

各蔵の酒と酒粕を、ガナッシュチョコに練り込んだ一品です。酒の香りと旨味が口の中にふんわりと広がるようにと、一つ一つ丁寧に作られています。利き酒ならぬ「利きチョコ」を楽しむのもいいですね。

写真右は、奥様でチョコレートエキスパートの資格を持つゆり子さん。

「蔵名入りのお猪口に入ったタイプ（テイクアウト１個518円）はギフトにぴったり。同じ蔵の日本酒とセットでプレゼントするとかなり喜ばれますよ」。どのチョコにするか決めたら、近くにある蔵元で日本酒を買って帰りましょう。

　

このほか、お菓子やチョコレートドリンクなど全50種類を用意。ソフトクリームと甘酒シロップの相性が抜群な「西条あまざけパフェ（写真左・テイクアウト896円）」や、お酒が苦手な人でも楽しめる「御饌チョコホット（テイクアウト648円）」などのスイーツも人気。土日曜はイートインもできるんです。

酒蔵の仕込み水で淹れた珈琲を味わいに『くぐり門珈琲店』へ

「御饌cacao」から歩くこと、約３分。

築80年の古民家を改装したカフェ「くぐり門珈琲店」へ。厳選した珈琲豆や雑貨、東広島市の特産品などが買えるほか、美味しいランチやカフェが楽しめます。２階にはテーブル席やカウンター、座敷など全30席を用意。

まずいただくのは、酒造りで使用する“仕込み水”で淹れた珈琲と酒粕チーズトーストです。珈琲は全15種類。

今回は、西条の杜氏さんが選んだオリジナルブレンド「九重の蔵（660円）」をチョイス。大吟醸のようなキレのある、さわやかな口当たりで、珈琲が苦手な人からも好評だとか。酒粕チーズトースト（630円）は、酒粕とチーズの相性がやみつきになる美味しさ。少しだけ味わいたい人はハーフサイズ、スイーツ感覚で食べたい人にはアイスのトッピングもオススメです。

１階のお土産コーナーには、「白牡丹」の酒ようかんや甘酒タルトといったお菓子のほか、雑貨や食器など約50種類が並びます。

「くぐり門珈琲店」の外観。

なんと隣接する観光案内所と屋根裏が繋がっているんです。昔は、間の通路を通り抜けると「芝居小屋　朝日座」があったそうです。入り口部分であるこの建物が、門のようになっていることから「くぐり門」と名付けられたと言われています。

創業118年の老舗『お茶の平野園』で買い物

旅の締めくくりは、明治38年創業の「お茶の平野園」。

三原市に本店を構える、“お茶のある暮らし”を提案するお店です。宇治茶や八女茶、静岡茶、季節のフレーバーなど約80種類が揃うほか、食器や道具、お菓子など、お茶に関する商品を多数取り扱っています。

　

　

店内奥には「日本茶BAR」を併設。

水出し煎茶の試飲ができるほか、専門スタッフが常駐しているためお茶について詳しく教えてもらえます。

---

---

いかがでしたか？ 

お酒好きはもちろん、お酒が飲めない人でも楽しめるスポットがいっぱいの酒蔵通り。これからのお出掛けの時期、西条・酒蔵通りを訪れ、思い思いの時間を過ごしてみませんか。

---

モデル：五郎丸実希、國本れおな（ジャパニーズビューティ所属）

ジャパニーズビューティ公式HP

撮影：西田英俊

※掲載されている情報は、2023年6月上旬現在のものです。その後変更される場合はございます。ご了承ください。