"まちの広報部" とは、ディスカバー東広島が運営する、市民による地域情報の発信プロジェクトです。
市内の事業者やスポットに、実際に行ったときの様子やニュースをお届けします。
(情報は取材時のものになります。最新の情報は別途ご確認ください。)

見どころ沢山のゴミ処理施設「広島中央エコパーク」の見学に行ってみた!

こんにちは。まちの広報部ライターのなつみです。


私たちが生活していると、どうしても出てきてしまう「ごみ」や「し尿等」。

皆さんは、これらが「環境に優しい方法」で有効活用されていることをご存じでしょうか?

今回私は、今年の10月1日にオープンした新処理施設「広島中央エコパーク」に行ってきました。
この施設には「環境学習コーナー」が備わっており、エコパーク内の見学をすることができます!

そこで学んだ「最終処分量ゼロシステム」と、エコパークの見どころについて、
みなさんにご紹介していきたいと思います。

 

まず初めに見学したのは、ごみを焼却する時の熱を利用して発電を行う「高効率ごみ発電施設」です。
ここでは東広島市、竹原市、大崎上島町から収集されたごみがエコパークに集められ、
その処理熱を利用した発電を行っています。
さらに、高温で廃棄物を溶かすことで、道路の舗装材に使用される「スラグ」や金属の精錬材料に使用される「メタル」として、
ごみの再資源化にも取り組んでいます。

 

今まで使われていなかった、焼却時に発生する熱エネルギーと、
埋め立て処分されていた物質を資源として活用することで、循環型社会の構築に貢献しているのですね。

 

見学コーナーでは、ミニゲームや実際の設備機器を見ることができます。

目に飛び込んできたのは、タコのイラストが描かれた巨大なクレーン。
なんと一回で1,890㎏のごみをつかむことができるそうです。

しかしなぜタコのイラストが描かれているでしょうか?
実はこのクレーンの仕組みの名称が「ポリップ式クレーン」というのですが、ポリップはイタリア語でタコを意味するそうです。
担当者さんの遊び心を感じることができた一幕でした。

 

その先で見つけたのは、施設の発電の要である蒸気タービンと、発電体験コーナーです。

蒸気タービンはごみ処理の熱を利用して蒸気を発生させ、瞬時最高6,500kwの電気を作ることができるそうです。
見学通路の隣には足踏みで実際の発電を体験できるコーナーがありました。
大人が3~4分足踏みをして、ようやく0.001kwの電気が生まれます。

私たちが普段何気なく使っている電気は、とてつもないエネルギーなのだということを、身をもって感じることができました。

 

続いて訪れたのは、「汚泥再生処理センター」です。
ここでは、微生物を活用してし尿や浄化槽汚泥がどのように処理されているのか、その流れを体験することができます。
東広島市と竹原市から収集されたし尿・浄化槽汚泥は脱水機にかけられ、
固形物は助燃剤として再資源化され高効率発電施設で処理されます。
水分は微生物によってよごれを分解されたのち、きれいになって下水道へと放流されています。

 

施設内には、処理の仕組みを体験できるコーナーや、VRを通して微生物の働きを学ぶことができるコンテンツが用意されています。

普段は見られないような機械の動きや、水がきれいになっていく様子を間近で見ることができて、ついつい夢中になってしまいました。

さらに奥ではAIロボットによる処理施設の解説や、施設周辺の生き物を学べるエリアが用意されています。
ロボットと目を合わせて声をかけると、なんと会話ができました!これには驚きです。

 

いよいよ見学も終了…とおもいきや、最後に現れたのはなんと足湯!

このお湯も高効率ごみ発電施設から発生した熱電気を利用して温められているそうです。
触ってみると指先からじんわり温まる気持ちよさでした。

足湯の目の前には「エコ広場」と呼ばれるスペースもあり、
家族や友達同士で楽しく過ごせる空間になっています。

 

見学後、職員の岩見さんにお話を伺うと、

「今までごみ処理施設は、どこか敬遠されがちな施設でした。
しかしエコパークでは、楽しみながら学べる施設や、イベントを開いていくことで、
地域の人にとって身近な場所にしていきたいと思います。」

とコメントいただきました。
今後は地域の環境教育だけでなく、コミュニケーションの場としても展開していくことが期待されています。

 

広島中央エコパークでは、平日火曜日から金曜日の9:00~16:45の間で、
随時見学を受け付けているそうです。(最終受付は16:00)

2名以上の申し込みで、職員さんによる説明付きのツアー見学も行っています。
1週間前までに事前の予約が必要になりますので、電話にて空き状況を確認の上、
広島中央環境衛生組合のホームページより、申込書をダウンロードした後、
必要事項を記入してご提出ください。(下記参照)

 

見どころ盛りだくさんな広島中央エコパーク、ぜひ皆さんも行ってみてください♪

 

【広島中央エコパーク】(広島中央環境衛生組合)

住所:〒739-0022 東広島市西条町上三永10759番地2

TEL:082-426-0820

FAX:082-426-0674

開場時間:月曜日から土曜日の8:30~17:00(年末年始を除く)

エコ広場の利用:月曜日から金曜日 8:30~16:45

※利用時には管理棟1Fでの受付が必要です。

ホームページ:https://hirochu-k.jp/index.php/

【広島中央エコパークの見学について】

●自由見学の場合(職員説明を受けない場合)

・個人、団体での利用が可能です。(予約不要)

・見学可能日及び受付時間は平日火曜日~金曜日、9:00~16:45です。(最終受付は16:00)

・来場後、1F事務室で受付後に自由見学が可能です。

●ツアー見学の場合(職員説明を受ける場合)

・申し込みは2名以上から可能です。

・見学可能日及び受付時間は平日火曜日~金曜日、9:00~16:45です。

・見学希望日の1週間前までに、広島中央環境衛生組合へ電話予約が必要です。

・ホームページより、申込書をダウンロードした後、広島中央環境衛生組合へ提出してください。(FAX, E-mail, 郵送)


取材日時:2021/11/01

見どころ沢山のゴミ処理施設「広島中央エコパーク」の見学に行ってみた!

こんにちは。まちの広報部ライターのなつみです。


私たちが生活していると、どうしても出てきてしまう「ごみ」や「し尿等」。

皆さんは、これらが「環境に優しい方法」で有効活用されていることをご存じでしょうか?

今回私は、今年の10月1日にオープンした新処理施設「広島中央エコパーク」に行ってきました。
この施設には「環境学習コーナー」が備わっており、エコパーク内の見学をすることができます!

そこで学んだ「最終処分量ゼロシステム」と、エコパークの見どころについて、
みなさんにご紹介していきたいと思います。

 

まず初めに見学したのは、ごみを焼却する時の熱を利用して発電を行う「高効率ごみ発電施設」です。
ここでは東広島市、竹原市、大崎上島町から収集されたごみがエコパークに集められ、
その処理熱を利用した発電を行っています。
さらに、高温で廃棄物を溶かすことで、道路の舗装材に使用される「スラグ」や金属の精錬材料に使用される「メタル」として、
ごみの再資源化にも取り組んでいます。

 

今まで使われていなかった、焼却時に発生する熱エネルギーと、
埋め立て処分されていた物質を資源として活用することで、循環型社会の構築に貢献しているのですね。

 

見学コーナーでは、ミニゲームや実際の設備機器を見ることができます。

目に飛び込んできたのは、タコのイラストが描かれた巨大なクレーン。
なんと一回で1,890㎏のごみをつかむことができるそうです。

しかしなぜタコのイラストが描かれているでしょうか?
実はこのクレーンの仕組みの名称が「ポリップ式クレーン」というのですが、ポリップはイタリア語でタコを意味するそうです。
担当者さんの遊び心を感じることができた一幕でした。

 

その先で見つけたのは、施設の発電の要である蒸気タービンと、発電体験コーナーです。

蒸気タービンはごみ処理の熱を利用して蒸気を発生させ、瞬時最高6,500kwの電気を作ることができるそうです。
見学通路の隣には足踏みで実際の発電を体験できるコーナーがありました。
大人が3~4分足踏みをして、ようやく0.001kwの電気が生まれます。

私たちが普段何気なく使っている電気は、とてつもないエネルギーなのだということを、身をもって感じることができました。

 

続いて訪れたのは、「汚泥再生処理センター」です。
ここでは、微生物を活用してし尿や浄化槽汚泥がどのように処理されているのか、その流れを体験することができます。
東広島市と竹原市から収集されたし尿・浄化槽汚泥は脱水機にかけられ、
固形物は助燃剤として再資源化され高効率発電施設で処理されます。
水分は微生物によってよごれを分解されたのち、きれいになって下水道へと放流されています。

 

施設内には、処理の仕組みを体験できるコーナーや、VRを通して微生物の働きを学ぶことができるコンテンツが用意されています。

普段は見られないような機械の動きや、水がきれいになっていく様子を間近で見ることができて、ついつい夢中になってしまいました。

さらに奥ではAIロボットによる処理施設の解説や、施設周辺の生き物を学べるエリアが用意されています。
ロボットと目を合わせて声をかけると、なんと会話ができました!これには驚きです。

 

いよいよ見学も終了…とおもいきや、最後に現れたのはなんと足湯!

このお湯も高効率ごみ発電施設から発生した熱電気を利用して温められているそうです。
触ってみると指先からじんわり温まる気持ちよさでした。

足湯の目の前には「エコ広場」と呼ばれるスペースもあり、
家族や友達同士で楽しく過ごせる空間になっています。

 

見学後、職員の岩見さんにお話を伺うと、

「今までごみ処理施設は、どこか敬遠されがちな施設でした。
しかしエコパークでは、楽しみながら学べる施設や、イベントを開いていくことで、
地域の人にとって身近な場所にしていきたいと思います。」

とコメントいただきました。
今後は地域の環境教育だけでなく、コミュニケーションの場としても展開していくことが期待されています。

 

広島中央エコパークでは、平日火曜日から金曜日の9:00~16:45の間で、
随時見学を受け付けているそうです。(最終受付は16:00)

2名以上の申し込みで、職員さんによる説明付きのツアー見学も行っています。
1週間前までに事前の予約が必要になりますので、電話にて空き状況を確認の上、
広島中央環境衛生組合のホームページより、申込書をダウンロードした後、
必要事項を記入してご提出ください。(下記参照)

 

見どころ盛りだくさんな広島中央エコパーク、ぜひ皆さんも行ってみてください♪

 

【広島中央エコパーク】(広島中央環境衛生組合)

住所:〒739-0022 東広島市西条町上三永10759番地2

TEL:082-426-0820

FAX:082-426-0674

開場時間:月曜日から土曜日の8:30~17:00(年末年始を除く)

エコ広場の利用:月曜日から金曜日 8:30~16:45

※利用時には管理棟1Fでの受付が必要です。

ホームページ:https://hirochu-k.jp/index.php/

【広島中央エコパークの見学について】

●自由見学の場合(職員説明を受けない場合)

・個人、団体での利用が可能です。(予約不要)

・見学可能日及び受付時間は平日火曜日~金曜日、9:00~16:45です。(最終受付は16:00)

・来場後、1F事務室で受付後に自由見学が可能です。

●ツアー見学の場合(職員説明を受ける場合)

・申し込みは2名以上から可能です。

・見学可能日及び受付時間は平日火曜日~金曜日、9:00~16:45です。

・見学希望日の1週間前までに、広島中央環境衛生組合へ電話予約が必要です。

・ホームページより、申込書をダウンロードした後、広島中央環境衛生組合へ提出してください。(FAX, E-mail, 郵送)


取材日時:2021/11/01
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