西条小学校の5年生の児童たちが、「酒蔵通りの魅力~全集中~」という酒蔵通りの観光パンフレットを作ったと聞き、取材に行ってきました!
西条小学校では、西条の町を知るために、系統的な学習が行われています。
1年生では街の方にお話を聞くなど人について知る学習をします。
2年生ではまち探検をして、3年生では西条町全体について学ぶなど、学習の範囲を広げていきます。
そして4年生から本格的にお酒の勉強が始まります。
4年生では酒造りに欠かせない水について学びます。
西条の酒の仕込み水が龍王山から長い時間をかけて流れてくる地下水であることを学び、その「奇跡の水」を守るために、龍王山に登ったり、間伐体験をしたりといった活動をします。
5年生では、西条酒蔵通りの魅力を探り、発信するとともに、杜氏や蔵人からお酒のつくり方などを学習します。
そして、6年生では、6年間の集大成としてオペラ「白壁の街」を演じます。
白壁の街は、40年前、教職員の方が作成したオペラで、40年間途切れることなく受け継がれてきた西条小学校の伝統です。酒造りの仕事に打ち込む職人が、米を蒸し、麹を作って仕込み、お酒ができた喜びを祭りで祝うというストーリーで、例年10月に開催される酒まつりで披露されます。
このように、西条小学校の児童は6年をかけてまちへの愛着を深め、街への誇りを培っていきます。
今回取材した5年生は、学習の中で「酒蔵通りの魅力をたくさんの人に知ってほしい」という思いからパンフレットを作ることになったそう。
パンフレットにはQRコードもついていて、えんとつ、マンホールなど、8つのテーマの解説を聞くことができます。
「文章では載せきれなかったたくさんの魅力を、音声で知ってほしい」と、音声の魅力を語ってくれました。音声を聞いてみたい方は、QRコードを読み込んでみてください!
また、5年生の児童たちは、ちょうど6年生から「白壁の街」を引き継いだところ。
意気込みを聞くと、「41代目としてすごいものを作りたい」「お酒がたくさんの努力でつくられているということを知ってほしい」「次の5年生に引き継ぎたいなと思ってもらえるように頑張りたい」「今まで自分を支えてくれた人に見てほしい」とのことで、やる気に満ち溢れていました。
取材の中で一番印象的だったのは、どの児童も一度は「西条のことを知ってほしい」ということを口にしていたということです。校長先生や担任の先生に話を聞くと、6年かけて愛着と誇りを身につけ、それを表現・発信する、ということを大切にされているそうです。このように、先生たちの熱い思いが生徒たちに引き継がれていくという教育の姿がとても印象的でした。
最後に先生たちと話をしていた時、きっと子供たちがお酒を飲めるようになったら、西条のお酒を飲むんじゃないだろうか、という話をしました。もし大学進学などで地元を離れても、6年をかけて培った地元西条への愛着や誇りはすたれることなく、むしろ大きくなっていくだろうな、と感じました。
西条小学校の5年生の児童たちが、「酒蔵通りの魅力~全集中~」という酒蔵通りの観光パンフレットを作ったと聞き、取材に行ってきました!
西条小学校では、西条の町を知るために、系統的な学習が行われています。
1年生では街の方にお話を聞くなど人について知る学習をします。
2年生ではまち探検をして、3年生では西条町全体について学ぶなど、学習の範囲を広げていきます。
そして4年生から本格的にお酒の勉強が始まります。
4年生では酒造りに欠かせない水について学びます。
西条の酒の仕込み水が龍王山から長い時間をかけて流れてくる地下水であることを学び、その「奇跡の水」を守るために、龍王山に登ったり、間伐体験をしたりといった活動をします。
5年生では、西条酒蔵通りの魅力を探り、発信するとともに、杜氏や蔵人からお酒のつくり方などを学習します。
そして、6年生では、6年間の集大成としてオペラ「白壁の街」を演じます。
白壁の街は、40年前、教職員の方が作成したオペラで、40年間途切れることなく受け継がれてきた西条小学校の伝統です。酒造りの仕事に打ち込む職人が、米を蒸し、麹を作って仕込み、お酒ができた喜びを祭りで祝うというストーリーで、例年10月に開催される酒まつりで披露されます。
このように、西条小学校の児童は6年をかけてまちへの愛着を深め、街への誇りを培っていきます。
今回取材した5年生は、学習の中で「酒蔵通りの魅力をたくさんの人に知ってほしい」という思いからパンフレットを作ることになったそう。
パンフレットにはQRコードもついていて、えんとつ、マンホールなど、8つのテーマの解説を聞くことができます。
「文章では載せきれなかったたくさんの魅力を、音声で知ってほしい」と、音声の魅力を語ってくれました。音声を聞いてみたい方は、QRコードを読み込んでみてください!
また、5年生の児童たちは、ちょうど6年生から「白壁の街」を引き継いだところ。
意気込みを聞くと、「41代目としてすごいものを作りたい」「お酒がたくさんの努力でつくられているということを知ってほしい」「次の5年生に引き継ぎたいなと思ってもらえるように頑張りたい」「今まで自分を支えてくれた人に見てほしい」とのことで、やる気に満ち溢れていました。
取材の中で一番印象的だったのは、どの児童も一度は「西条のことを知ってほしい」ということを口にしていたということです。校長先生や担任の先生に話を聞くと、6年かけて愛着と誇りを身につけ、それを表現・発信する、ということを大切にされているそうです。このように、先生たちの熱い思いが生徒たちに引き継がれていくという教育の姿がとても印象的でした。
最後に先生たちと話をしていた時、きっと子供たちがお酒を飲めるようになったら、西条のお酒を飲むんじゃないだろうか、という話をしました。もし大学進学などで地元を離れても、6年をかけて培った地元西条への愛着や誇りはすたれることなく、むしろ大きくなっていくだろうな、と感じました。